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 カルチャー系雑誌文化の終わり

今年になって、エスクァイアとスタジオボイスという、
自分の10代後半から20代前半に大きな影響を及ぼした雑誌が休刊になった。
広告収入の減少が原因だそうだ。広告に頼り切って実売が大したことなかったのだろう。

自分が多くの情報をこれらの雑誌から仕入れたとはいえ、
両誌をを読んでいる人にほとんど出くわしたことがない。

エスクァイアをみると、
自分は美術と音楽とデザイン批評とコーヒーと甘い物が好きなので(全て特集済み)、
こうした雑誌の申し子かもしれないが、
こういう趣味の組み合わせの人間には出会ったことがない。

こうした雑誌に載ってるのは高級品と高級リゾートと高級レストランの情報が中心。
それらの間を埋めるようにアートやコーヒーとかスイーツとかはやり物の特集をはさんでいた。
実際には美術や音楽が好きな人は収入の大半をそうしたものにつぎ込み、
食べ物にはあまり予算を投入できていないひとがほとんどだ。
逆も同じではないだろうか。
年齢とともに収入が上がれば両立可能だが、
その年齢に達するまえにその雑誌に飽きてしまうだろう。
かくして自分も収入が上昇するまえにこの雑誌で欲望をかき立てられることに飽きてしまった。

今「暮らしの手帖」が売上げを延ばしているという。
暮らしに根ざした、実用性のある雑誌の時代がずっと前に始まっていたのかもしれない。
そういえば女性向け雑誌でも「小悪魔ageha」みたいな実用的雑誌が幅を効かせている。

雑誌で夢とかあこがれのライフスタイルを売る時代はとっくに終わっていて、
広告がそれを延命させていただけなのだ。

自分は今すぐに役に立たない夢みたいな情報が大好きだ。
将来こんなバッグが欲しいとか、こういう生活がしたいとか、そういったことに限らず、
新しい技術、人々の生活を変えるかもしれないような新サービスの情報もだ。

だが、未来の情報を集めるという行為は懐古趣味的だと思っている。
自分は広告で延命された尖った情報を摂取して生き延びていたアナクロ人間なのだ。
このアナクロ作戦が吉と出るか凶と出るかはもう何年かしてみないとわからないなぁ…


01:46 | 未分類
comment(2)     trackback(0)
comments
エスクァイアも終わっちゃったんだね。
わたしも高校んときからボイスにお世話になってたので、
やっぱり残念だけど、
でもまあよくここまで続いたよなあって気もする。
2009/07/16 20:38 | | edit posted by miyuki
どこの本屋に行ってもバックナンバーが豊富だった。
10年前のものでも手に入ったし。
本当に雑誌なのかという気もするね。
2009/07/22 23:29 | | edit posted by F谷
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